2010年9月23日・初めての大相撲観戦(九月場所12日目)
2010年9月23日(木)、秋分の日。
大相撲九月場所を見てきた。昔は秋場所と言っていましたが。
この日は、12日目です。
開場前の8時前に両国国技館に到着。幟がそれっぽい。
並んでいる人達は当日券狙い。
初めての大相撲観戦ですが、思い立った経緯は以下の2つ。
・野球賭博の不祥事で人気が落ち、チケットが取りやすくなった
・度重なる不祥事により、いずれ無くなってしまうかもしれない。その前に観ておかねば。
チケットの価格、意外といい値段がします。
たまり席・・・土俵際の席。別名「砂かぶり席」
枡席・・・1階の4人掛けの座布団席。前売りでは4人分を払わねばならない。
イス席・・・2階にある椅子席
私はイス席Bの前売りです。・・・チケットびあで
では、入場。
入場して直ぐに広場。その先には、優勝賜杯や総理大臣杯、三賞などのカップが飾られている。
取組前の会場。ほとんどお客さんいません。
2階の前の方に、イス席A。ミニテーブルが付いてます。
その後ろがイス席B、更に後ろがイス席C
1階は、枡に囲まれた枡席に土俵際のたまり席。
枡席には、何やらお土産が付いてるようですね。
土俵際のたまり席。テレビに映る席です。飲食は禁止。
勝負審判が入ってきて、いよいよ取組開始。この日は8時半から。
一番下の階級、序ノ口の取組。
呼び出しも下っ端らしく、声に伸びが無い。
取組開始!
「のこった!のこった!」・・・行司も下っ端らしく、声に張りが無い。声変わり前のガキの声。
因みに向こうにいる審判は、井筒親方、元逆鉾です。
花道を力士が戻って行きます。
手前が東の花道。左上が西の花道。
残りの2つの道は力士は使わず、カメラマンなどが行き来していました。
行司の判定に「物言い」が付くと、5人の審判が土俵に上がり協議します。
協議の結果、判定が覆ったり、同体で取り直しになったりします。
概ね36番取組ごとに審判が交代。しころ山親方、元寺尾も審判を務めます。
ここまで見てきて、気が付いたことは、力士、行司、呼び出し、審判、全ての関係者に笑みが全くない。・・・これが相撲というものか。
厳粛な空気が淡々と流れます。
序ノ口の取組では、まげをしていない力士が多かったが、その上の階級、序二段、三段目となると、まげが多くなる。
そして、お相撲さんらしい体型になってくる。
呼び出しや行司の声もサマになってきます。
階級は、序ノ口→序二段→三段目→幕下→十両→幕内と上がっていきます。
幕内の中でも、前頭→小結→関脇→大関→横綱といった階級に分かれています。
昼食は、一旦、外に出て食べました。
一度だけ再入場が可能。ハンドスタンプを押すので、替え玉入場は不可です。
午後2時半頃に、十両の土俵入り。西方と東方に分かれ、西方から。
十両以上で「関取」と呼ばれます。
幕下以下の付け人が付いて、大銀杏というまげが結える。廻しも正絹に(幕下以下は、木綿)。
取組で塩を撒くのも十両以上。
化粧廻しが美しい。
一日の取組の数は、約220番。その内、十両以上は、たったの33番。幕下以下が約180番もある。
今までは、前頭の下に位置する十両は、下っ端と思っていましたが、その下の階級から這い上がってきた勝ち組であることを認識!
十両の取組の審判には貴ノ花親方の姿も。
十両の取組の後は、中入り(休憩)。
その後、午後3時50分頃に幕内の土俵入り。
十両の土俵入りと同じく、西方と東方に分かれます。
この写真は西方。
幕内土俵入りの後は、横綱土俵入り。
一人横綱の白鵬が不知火型。
十両以上の取組では、電光掲示板にしこ名が乗り、勝敗の結果が点灯。
中入後は、幕内の取組。行司は足袋を履いている。
この西方(画面左)の武州山は私のお気に入り。
髪が薄い所に親近感。ちゃんとまげは結えています。かなり後ろですが。(^_^;
こちらは、人気者、高見盛。永谷園の懸賞が5本。
懸賞とは、広告の様なものです。1本6万円とか。
勝った方がもらえる。
幕内の取組の頃には、お客さん結構増えました。
でも、不祥事による人気下落のせいか、7割程の入り。
結びの一番、魁皇-白鵬の取組。
数え切れない程の懸賞が並びます。土俵を一周して収まりきらず、もう一周してました。
この日の横綱白鵬には、59連勝がかかります。
因みに、右側の審判に増位山。「そんな女のひとりごと」・・・昔は力士がレコード出してました。
まあ、結果は、白鵬の横綱相撲。
魁皇も意地を見せてはいましたが。
最後の取組の後は、弓取式。この日は千代の花が務めます。
6時には全てが終了し、後片付けが始まります。
初めての大相撲観戦、厳粛なしきたりを肌で感じ、国技であるということを再認識。この伝統は守り続けねばならない。
機会があればまた見に来たい。
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