2011年12月-北海道旅行・ノサップ岬、本土最東端に到達!
2012年1月3日(火)、北海道旅行7日目、最終日。
この日は、いよいよ朝からノサップ岬に向かいます。
根室駅前のバスターミナルからスタート。
ここで先ずは切符を買います。
中にはコインロッカーもあるので、荷物を預ければよい。
バス代は、往復で1,880円。それなりの値段しますね。
通常は、1日に7~8本運行されているが、この日は、正月のため、2本。
8:20のバスで納沙布岬着が9:04。帰りのバスが9:55になる。
時間がある人は、15:10のバスでもいいが、私は、帰りの飛行機の便があるので。
こちらが納沙布岬行きのバス。
外も中も普通の路線バス。
(太平洋回り)という但し書きが少し気になった。
ちなみに、乗客は私を入れて3人だった。皆、旅行者のいでたち。
改めてここで根室半島の地図を確認。
根室市街地は、半島中程の北側。
ノサップ岬は、東の端になる。
バスは太平洋回りなので、半島の南側を通ることになる。
途中にオンネ沼、根室ゴルフクラブ、歯舞、珸瑤瑁(ごようまい)といったスポットがある。
バスは初めの内は、市街地を走るが、やがて民家が少なくなっていく。
岬特有のデコボコした丘陵地帯の光景もしばしば目にする。
やがて太平洋に出た。
海沿いは非常に風が強く、バス停で時間待ちをしていた時にバスがかすかに揺れていた。
北風なので、オホーツク海側はもっと強風であると思われる。
岬に近付く程、民家は減るものと想像していたが、意外と、歯舞や珸瑤瑁といった先端に近い土地でも漁師の家と思われるものが多々見かけられた。小学校もあったし。
定刻通り納沙布岬バス停に到着。
所要時間は、45分。
写真では表現しずらいが、台風並みの強風が吹いている。
では、海の方へ。
この場所にあった温度計は0℃を差していた。
強風ゆえ体感温度はダダ下がりですが。
この道沿いに本土最東端のトイレもあるので、訪れることがあったら是非立ち寄って欲しい。根室特産のある物を象った外観をしている。
ちなみに、私は用を足した。(小)
土産物屋や食べ物屋は全て閉まっていた。冬は営業していないのだろう。
風が強いゆえ海も荒れていた。
北方領土に近い岬なので、その想いが込められている。
波の音、風の音が凄いです。地球が生きていることを実感します。
そして、遂に、本土最東端に到達!v(^o^)/
本土最東端であって日本最東端ではない。
日本最東端は別の島にある。
右端にちょこっと映っているのが納沙布岬燈台。
折角なので拡大して。
下の黒い標識には、
北緯43度23分07秒。
東経145度49分01秒。
と書かれている。
2012年1月3日(火)のこの時間、日本本土で最も東の場所に私は立っている。私の東側には誰もいないという非常に珍しい現象が起きた。起きたというより私自身がその現象を自らの手で足で作り上げた。・・・という大げさな表現をしてみる。
ふと見ると、黒猫が。。。
コイツは私よりも西にいる。
そもそも人間ではない。なので問題ない。
近寄ると寄ってきた。目があまり見えない様子。
食べ物屋のおこぼれをもらっていたのが、いつの間にか取り残されたのだろうか。。
彼こそ、ノサップ岬の防人なのかも知れない。
次は燈台の方へ行ってみます。あちらの方が今の場所より東にあるように見えるが。。
ある程度進んで振り返ると凄い波。そして、凄い風を体に感じる。
実は、帽子を既に他の荷物(セイコーマートで買ったやきそば弁当や激めん、ホンコンやきそば、など)と一緒に送っていた。
冬の北海道で帽子を被る理由は二つあって、雪が頭にかかるのを避けるためと、耳を覆って風や寒さを避けるため。この時、強風だったので、耳が完全露出。かろうじてマスクをしていたので、鼻や口回りが冷えるのは防げた。
燈台は近い。にしても、北方領土返還の想いがあちらこちらにある。
納沙布岬灯台に到達!
向かって左側が北側になり、そちら側は風が強過ぎてとても行けない。右側の南面に退避。燈台直下は殆ど風は吹いていなかった。
ノサップ岬燈台付近からの景色。
荒々しい波が写真でもよく伝わるくらい波が荒れている。
台風並みの強風を肌で感じることによって、流氷が流れてくる仕組みが理解できた。
春が近付いて北の海の氷が割れると、この強い北風に乗ってオホーツク海沿岸に流れてくるんや。。
そして、今立っている場所がオホーツク海と太平洋の境目・・・の筈。
また元の本土最東端の碑があった場所に戻ると、その近くには「北方館」なる施設があったが、年末年始は休館。
その先に茶色いアーチが。
これは、四島(しま)のかけはし。
北方四島を表している。
岸から離れた場所にあるが、波しぶきが風でここまで飛んでくる。
ここは、望郷の岬公園。
ノサップ岬は、地球の鳴動が聞こえるという点で、パワースポットやね。また違った季節に来てみたい。
こんど来た時には、あの黒猫、『ノサップ岬の防人』にエサをあげよう。魚肉ソーセージなんか喜ぶかな。
ノサップ岬では、他にあの高い塔がそびえ立っていたが、閉まっていたし時間が無かったのでまた今度。
では、バスで根室市街に戻ります。
恐らく、行きと同じバスで、同じ太平洋回りで戻る。
オホーツク海側は元々バスルートが無いのでは?
根室市街地に戻ると、そこからバスで空港に移動し、関東に戻ります。その前に昼食を。。
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