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2012年6月22日 (金)

2012年5月-東北旅行・中世の名城「根城」

5/2(水)、八戸の八食センターの後は、城見学。八食センターから3km程離れているが、あいにくバスを逃してしまったので徒歩で向かった。
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この根城大橋を渡ると直ぐ。
下は馬淵川が流れる。多摩川くらいの川幅だった。







やがて柵で囲われたそれらしき風景が見えてきた。
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中門らしき所から入ると、そこは復元された城、というか砦。そして、ちょうどしだれ桜が満開。
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空堀もよく整備されている。
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一旦、正門らしき所から城の外に出ると、「南部師行」公なる銅像が。
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南部氏は甲斐の国から興り、途中から三戸南部氏と根城南部氏に分かれていった。
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元々、根城南部氏が宗家だった様だが、三戸南部氏が時の権力者に認められて領地も与えられると、そちらが宗家の扱いになっていったとか。

そして、根城南部氏の初代、根城を築城したのが先程の南部師行。
正門の所で出会った観光ボランティアの人が丁寧に教えてくれます。

こちらが根城本丸の想像図。城と言うより砦の様な造り。
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南北朝時代(室町時代の少し前)に造られた中世の城。

ちなみに「ねじょう」と読む。






復元されているのは、濃いピンクの領域。薄いピンクの所は住宅地となっている。
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私は中館辺りから城に入り、博物館の所にある正門まで来たということ。







根城全体の想像図はこちら。向かって右側にある郭が現代では住宅地になっている。
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では正門から改めて入城。
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先程見た空堀を再度見つつ本丸へ。
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城内は、しだれ桜が多数植わっているが、ソメイヨシノは当時存在していなかったということで、役所(文化庁?)から植える木についての制限が設けられているとか。
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本丸の回りは柵が設けられ、入り口には小さな門が復元されている。
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本丸御殿(主殿)も復元されている。
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なんでも発掘・復元事業に365億円かけたとか。
国からの補助金が与えられる例の箱モノ行政。
・・・1年365日の365で覚えやすいと、観光ボランティアからの説明。

365億円かけた城を、たったの250円(入場料)で見学できる。


発掘された馬の骨から復元された南部駒も展示。
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自動車が買える位の値段で造られたものだとか。








主殿の内部も見学できるようになっており、こちらは年始のあいさつの光景。
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当時は板の間で畳の部屋は未だ無かったとか。








本丸から柵の外の領域も盛り土がうまく復元されている。
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この曲線が何とも言えんね。
緑の絨毯も美しい。







主殿の他の幾つかの建物も復元されており、内部の見学可。
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外から見ると非常に背の低い建物だが、土が掘られて半地下となっており、内部は広い。
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中は武器の工房であったり、倉庫であったり。








敢えて復元していない建物もあり、こちらは常御殿と呼ばれる寝所。
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中世の名城「根城」。日本百名城の一つでもあり、八戸市中心街からも近いので、八戸に来たら是非立ち寄って欲しい。よく整備されていて見て損は無いと思う。なんせ365億円かけただけのものはある。
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