明石城見学
2013年GW前半に神戸へ帰省した際に明石城を見学。
若かりし頃に訪れた記憶がある様な無い様な、そんな曖昧さから改めて見学へ。
JR神戸駅から新快速で12分なんやね明石駅まで。まぁ、行きはえっちらと普通電車にしたけど、須磨海浜公園なる新駅が出来ててちょっとびっくりした。
(でも、須磨駅の方が海岸に近くてそちらの方が海浜公園っぽいですが。)
明石駅に着いて、魚の棚をちょっとぶらぶらしてから、明石駅北側の明石城の領域へ。現代では明石公園として整備されている。
地図だと堀や石垣が残っている様子。
ちなみに、2013年4月29日です。
確かに、城入り口から立派な石垣。それに水堀。
元々、天守は造られなかったそうだが、本丸を囲う四隅に櫓が設けられていて、その内、二基の櫓が現存するのだそう。
では石垣の内部へ。意外と石垣がしっかりと残されている。
石を切り出したり、割る時に入れるクサビの跡もしっかりと残っている。
正式には矢穴と言うらしいが。
途中で割るのを諦めたままの穴も残ってた。
本丸の高い位置から明石駅の方角を望んだ所。
本丸の回りだけでなく二ノ丸、東ノ丸の回りも石垣が残っており、ぐるっと回るだけでも結構歩く。
高低差もあり、昔、堀だったと思われる沼地もあり、城内変化に富んだ風景も楽しめる。
南西の櫓の脇に天守台が設けられているが天守が建てられることは無かったのだそう。
石垣の角度はかなり急で、人が登ることはなんとか出来ても降りることはまず無理。
猫にとってはたやすいことかも知れんが。。(笑)
南西の櫓には千鳥破風が設けられている。
三角形の飾り屋根。
では、南東の櫓へ。こちらも千鳥破風か。
左右の櫓は、日によって交互に内部見学可の様で、この日は南東の櫓が見学可だった。(無料)
いにしえの明石城の図。
堀と石垣と幾つもの櫓で構成された非常に機能的な城だったのが解る。
・・・背の高い天守造っても昇り降りが大変やろからねぇ。。トイレも。。
北側の東西に二基あった櫓は明治の時代に学校建築の建材などで撤去されてしまったのだとか。
ちなみに、明石城は、信州松本から国替えでこの地に来た小笠原忠真が幕府の命により築城。
姫路城と並び西国諸藩への備えだったそう。
忠真は、明石に来る前は松本城に居た筈だから、背の高い天守の不便さを味わってたのかも知れんねぇ。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2010/02/20101-fa17.html
明石城、日本百名城にも選ばれており、立派な石垣と質素な櫓が残る興味深い城であった。
次の帰省では姫路城を攻めてみるかな(^^
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コメント
>背の高い天守造っても昇り降りが大変やろからねぇ。トイレも。
普段は天守や櫓で生活はしません。天守や櫓は戦時や武器や兵糧などの倉庫です。普段は生活しやすい御殿や屋敷を使用しています。
投稿: ぼうねん | 2013年5月18日 (土) 15時26分