鉢形城見学
私は決して城マニアではないが、先日、見学した鉢形城の記録をここに残しておく。
鉢形城は日本百名城の一つで、埼玉県にあり、私の住んでいる神奈川県川崎市からも比較的近い。どちらも昔の国で言えば武蔵の国に当たる(多分)。
八王子から高崎を結ぶ八高線をご存知だろうか?
私もこの時初めて乗ったが、その八高線の寄居駅の近くに鉢形城はあった。
ここ寄居は埼玉県の北西部に当たる。
ちなみに、八高線は、途中の高麗川と言う駅で電化から非電化になり、それまでの電車からディーゼルに乗り換えとなった。
列車の本数も1時間2本→1時間に1本へと減少。
寄居駅から南に徒歩15分位だろうか。途中に荒川がある。
都内を流れる荒川がこんなところから流れているのも意外だった。
実際に荒川まで来てみると渓流になっており、都内の下流域とかなり景色が異なっていた。
川のざわめきが心地好いね。
あの左側のこんもりとした緑の領域が鉢形城跡らしい。
荒川を渡ると史跡・鉢形城址の碑。
本曲輪、二の曲輪、三の曲輪、外曲輪など幾つもの曲輪が設けられており、今いる所は端の笹曲輪。
綺麗に土塁が残っており、流石、日本百名城に選ばれたといった所。
城域は思っていたよりも広く、結構歩く。
平山城だが、城内はさほど立体構造はなく、川に突き出た絶壁と、川に面していない所は曲輪を幾つも設けて防御力を高めているといった感じ。
本曲輪と二の曲輪の境から荒川に降りてみるとこういう景色。
川では鮎の友釣りが盛んな様です。
二の曲輪は、灌木がなく後から整備された様な雰囲気。
二の曲輪の奥に三の曲輪、更に奥に伝秩父曲輪。
←三の曲輪、門も再現されていたね。
←伝秩父曲輪。城で一番標高の高い場所だそうな。
鉢形城の桜、エドヒガン。
高さ18m、樹齢150年程だそうで、御神木的な位置付け。
深沢川という小川を渡って外曲輪の領域へ。
渡った後の景色になる。
鉢形城歴史館と言うのがあり入ってみた。入場料200円。
中は残念ながら撮影禁止。
鉢形城は、1476年築城で、初めは関東の上杉家の持城だったそうだが、北条氏の勢力拡大により、北条氏康の四男、氏邦が入った。嫡男氏政が小田原城、三男氏照が八王子城、五男氏規が伊豆の韮山城を治め関東支配を固めたが、豊臣秀吉による小田原征伐で、前田利家、上杉景勝らが率いる5万の軍勢が押し寄せる所を3千5百の人数で籠城し、後に開城降伏。北条氏滅亡後は廃城。
といった説明や資料が展示されており、主に北条氏邦の生涯を綴った内容となっている。
鉢形城を代表する城主が氏邦なのだろう。
約4時間に渡った見学を終了。
寄居から電車で40分と比較的近い高崎に移動して、この日は一泊した。因みに、2013年6月22日(土)、今思えば梅雨の晴れ間が覗いた週末だった。
・・・城内、ハチが多いので、もし行かれる場合は、気を付けるように。蜂の巣があるため、迂回路が設けられた場所もある。木の根っこの所にスズメバチの巣が。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント