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2013年9月 6日 (金)

所沢航空発祥記念館・見学(後編)・零戦の特別展示

前編に引き続き所沢航空発祥記念館の記事を。
後編は、零戦の特別展示を対象に。
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この特別観覧券により、特別展示室に入ることが出来る。








特別展示室では、零戦の回りをテープで囲い、その外側から観覧する形式。もちろんその外側は敷居で囲われている。入り口で係員にさっきの券を見せて入る。
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テープの外側は2~3mでそんなに人は入れない。

写真撮影は自由に可能。






尾翼の数字61-120と言うのは261航空隊に所属する機体だそうな。
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1944年にアメリカ軍に捕獲され、軍の調査の後、民間の博物館に払い下げられ、オリジナル性を保つための必要最低限の部品交換と、整備により飛行可能な状態を維持してきているのだと。
映画パールハーバーにも実際に飛行して出演。
日本にも里帰りし、今回で3回目だったかな。



零式艦上戦闘機五二型。
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零戦の設計は三菱重工で、三菱で生産されていたが、ライバル社の中島飛行機でも生産されていたそうな。

真珠湾攻撃時の零戦は初期の二一型だったので、この機体が映画パールハーバーに登場するのは早すぎた格好になる・・・実際に当時、映画は観たが、そこまで気が付かなかった。色が二一型特有の灰色でなく緑色だったのに違和感を感じた記憶が微かにある。
まぁ、それよりかは、真珠湾攻撃を決める重要な作戦会議がなぜか野原で行われていたシーンが異様に不可解だったのを覚えている。映画全体としては迫力ある描写としっかりしたストーリーで満足いく内容だったが。

余談はそれくらいにして、話を元に戻そう。
この辺りの翼の付け根のカーブが零戦らしい。何となくそう感じる。
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色々な角度から観察し、写真を撮った。
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堀越技師が言われる通り、機能性の高いものは美しい・・・








引き込み式の主脚。
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改めて主要諸元。スペックを。
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こちらからも。
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今にも飛び立ちそうな雰囲気。機体に生きてる感がある。








両翼に装備された20mm機銃も参考展示されていた。(左側)
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威力は絶大で命中すれば戦闘機の翼を吹っ飛ばしたのだと。あまり弾数は装備できなかったらしく120発程度。







正面から。出口は螺旋状の階段になっており、上から見学できるようになっている。
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遠くからだとプラモデルの様ですが本物です。
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実際に飛べる機体と言うのは、説明できない迫力と言うか、美しさが感じられる。
日本への里帰りはこの日、2013年8月31日までだそうなので、これから見たい人はアメリカの博物館に見に行ってください。若しくは次の来日まで待つか。




この後は、川越経由で高崎に移動し、そこで一泊して、藤岡の藤岡歴史館に向かいます。
その記事は、また後日。

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