2014年1月-北海道旅行・網走監獄見学(後編)
網走監獄見学の後編。斜面の頂上辺りに来ると農場を再現した場所に辿り着いたが、冬季は閉鎖中だった。ただ建物の回りは歩ける。
そこから少し下った所に、放射状の獄舎。
ホームページで事前学習した際にずっと気になっていた。
正式名称は、『五翼放射状平屋舎房』
中央見張りを中心に、放射状に5棟の獄舎が。
これだと見張りの効率が良いのだとか。
平屋だがかなり長い獄舎で、雑居房の棟と、独居房の棟がある。
態度が悪いと孤独を味わう独居房に入れられるのだとか。
下の写真だと左側が雑居房、右側が独居房。
長い歴史の中で、脱走に成功した者もいたそうで、鉄格子を外した方法は後で調べれば分かるが、高い塀をどうやって乗り越えたのかは、想像の域になってるそうで。
暖房は薪ストーブの熱をパイプで繋げて。
暖房は時代と共に進化はして行った様です。
放射状の獄舎、なかなか見応えがあって圧巻だった。
他に印象的だったのが、風呂場。
囚人たちも食事と並ぶ楽しみだったそうで。
ただ、人数が多く順番制で毎日は入れなかった。
二槽式になっており、洗ってから、漬かる。もちろんそれぞれの工程の時間が決められている。
他にも沢山見所があり、3時間半、みっちり見学。
冬季以外だと食堂で監獄食が食べられるそうだが、この日は営業していなかった。
網走と言えば監獄のイメージがあるので、ここは外せん観光スポット。
現代の網走刑務所は、軽い刑の人が入る刑務所になっているそうで、昔のような「俺は網走刑務所を出たんや」といった凄味文句には使えなくなってしまったそうな。使っていたら逆におかしいとのこと。そんな説明も見学の中でありました。
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