2014年2月-米沢・庄内旅行・夕日家地酒Bar
2月9日(日)、鶴岡の夜は軽く飲みに。
前回行った『いな舟』が、料理が美味しくてリピートしたかったが、あいにく日曜は定休日だった。(一応、近所まで来ていたので、店の前まで行って確認したら、開店の気配無し、電話しても出なかった)
いな舟の記事はこちら↓
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2013/07/20137--e77f.html
繁華街から大きく離れ、鶴岡駅近くの「夕日家」という店へ。
鶴岡駅を出て左側に行った先の領域にある。
夕日家は、「ゆうひはうす」という読み方で、立体的に構成された屋台村。
1階に4店舗、2階に1店舗。
今回目的の地酒Barは2階にある。
外側から中が見えないドア(1階の店はどれも覗けた)を恐る恐る開けると、夕日家のボロい外観と打って変わって、畳とカウンター席で作られた美しい和室の落ち着いた空間。
靴を脱いで入る。
時間が早かったせいか、客はまだ居なかった。
マスターとおぼしき若い店員が一人・・・(店長兼店員)
細身で、礼儀正しいタイプ。
流石に地酒の店だけあって、メニューには、鶴岡の地酒だけでもかなりの数。
一杯目は何にしようかと色々と悩んだ末に、前回、「いな舟」で飲んで美味しかった白露垂珠(はくろすいしゅ)を注文!
純米吟醸生詰めを頼んだら、あいにく、人気で切らしているとのこと。
少し安めで、同じく白露垂珠シリーズの『プラスα』なるラベルを注文!
竹の繊維で漉した様なクリアで、少し趣のある味わいの白露垂珠の特徴が感じられた。美味しい。
この店のコンセプトは日本酒好きにとっては実に良い。
頼まずとも当たり前の様に、水(多分、仕込み水)が出され、突き出しも非常に日本酒に合う。
テーブルクロスも日本酒が垂れても、スッと吸い込んで気にならない作り。
店の内観も実にいい、落ち着く。
この店としては、店の大きさなどにより料理の種類や手の込んだ料理はさほど出せないが、下の階の別の店の料理を取り寄せることが可能(店長兼店員が買ってくる)。もつ煮込みや餃子、串揚げなど。
主なメニューは左下写真にある様に黒板に記載。
また、旬な酒は、別の黒板に記載(右下写真)
・・・赤魔斬なんてあったね、酒田の初孫・魔斬の赤バージョンかな。
あと、庄内や山形の地酒だけでなく、他県の酒も多数、扱っており、地元の人も他県の酒を楽しむことが出来るようになっている。
料理はこの店の物を幾つか注文!
日本酒に合う、軽いものが基本。
大根の煮物は店長兼店員からのサービス。
2杯目は有加藤という酒を。
純米大吟醸・中汲み。
鶴岡の地酒、栄光富士系無いか?ということで、メニュー見たらあったので注文!
栄光富士の蔵元が有加藤というラベル名で出している酒で、加藤清正と何やら関係しているらしい。
しっかりとした味わいでうまかったね。栄光富士系のちょい甘みも感じられた。
3杯目は、同じく鶴岡の地酒で大山系無いか?ということで、店長兼店員が出して来たのが、大山の特別純米ひやおろし、と、特別純米酒・十水。
この時期にひやおろしはどうかなと思ったけど、まぁ勧めなので。半分ずつ出すというので。
控えめな様で、そこそこ商売は上手い。
ひやおろしはもちろん熟成感。
十水は水の良さが感じられる透き通った味。
ラストは今まで飲んでない鶴岡の酒をと、佐藤左治衛門やまと桜・純米酒。
鶴岡と酒田の間にある「余目」(あまるめ)の酒やね。
濃密でコクが深くて、ちょい甘みがあってうまかった。これは好み、覚えておこうφ(.. )
酒米が出羽の里というのも旨みUPの要点なのだろう。
最後に、備忘録として、この日飲んだ酒のメニューを。
この店いいわ。店長兼店員も実際、それぞれの酒に付いて特徴や杜氏のエピソードなどを説明してくれる。若いのによく勉強してるわ。鶴岡の人でなくて訳あって茨城のひたちなかから移ってきたのだと。
店のオーナーは酒屋で、実際に自分で飲んで美味いと感じた銘柄を選んで店に置いているとか。・・・(この日は実際に集金に来てた、前の日の売り上げだったのだろう・・・ひそひそ話しで「昨日、遅かったん?」となぜかちょっと関西弁ぽかったが。)
店に飲みに来た別の客がこれまた地元の酒に詳しくて、あの蔵元は昔、こういう銘柄出してたとか、あの杜氏と同級生でよく知ってるとか、そういう話が聞こえて来たな。この店来るのは初めてだった様だが。何故か私のことを「研究者の方ですか?」って訪ねてきたけど・・・「いえいえ(´o`;」
たぁちゃん御用達の店に決定!また飲みに来るわ(^^
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