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2014年6月20日 (金)

初めての大腸カメラ

まだ胃カメラの経験は無いんやが、今日(6月20日)、大腸カメラの検査を。

予め前日の夜9時に、事前に渡されていた下剤2錠を飲むも、何の変化も無し。
まだ仕事中で、帰ってからnetで調べると遅効性の下剤で8-10時間後に効果が出てくると。プルゼニドという薬。
その辺書いとって欲しかったな、まだかまだかと待ち構えとったんやから。

次の日は午後に検査ということで、当日は有給休暇に。
なので、夜は遅く寝たが、下剤の作用か腹が活動初めていつもより早く目が覚めた。
まぁ、お蔭でキックオフから見れたけど、サッカーワールドカップ日本×ギリシャ戦。

試合開始前に、一発キメて。
事前に渡されていた第二の下剤を準備。
Cimg9702
よく見ると味の素製。色々と手がけてるんやね。
ゲータレードみたいな粉(色的にはポカリスウェットに近いか)が容器に入っていて、2リットルの水を入れて溶かして飲むというもの。





完成形がこれ。
Cimg9705
よくよく考えると2リットルのペットボトルの水を全て使い切る。
ペース配分を考え2時間で飲む。
指定時間が9時だったので試合終了後に飲み始めた。
(試合自体は0-0でドローでした。次のコロンビア戦は必勝やね。)
お味は、ゲータレードの様な甘口でなく、ちょっとナトリウム系、ややしょっぱい。ゲータレードから甘みだけ抜いた感じか。
これを延々と飲んでいくというのは結構キツかった。下剤の効果か体の中に大量の水分が入ってくるせいなのかは知らんが、結構回りが涼しく感じられる様になった。そして頭がボーっとして来る。
1リットル位の所で下剤の効果が出てきて、下剤というより腸の洗浄剤といった感じ。
体に吸収されず、そのまま腸を通って出てくる。ガマンして溜めたら大量に出る、当たり前やが。
ある程度の所まで行くと落ち着く。

午後に指定の時間に指定の病院へ。
20140620_122559
武蔵小杉にある聖マリアンナ医科大学東横病院。
この前の道はよく通るが、入るのは初めて。

受付をして2階の内視鏡エリアへ。
検査のため何人か来てはったわ。

ロッカールームの様な着替室で検査着に着替えて案内を待つ。

「検査着はお尻の所が開いている」と予め受付で言われたが、着替える時、パンツも全て脱ぐのか一瞬考えたが、お尻が開いているということはパンツは履いたままではいかんのだろうと。まぁそれが正解でしたわ。検査台に乗ってしまってから履いてるのが知れたら恥掻く所やった。

検査前に、緩い麻酔的な注射を打つかどうかを聞かれた。途中で痛く感じた時に打ってもいいとのことなので、初めは打たないことに。

呼ばれて検査室へ。
検査台に仰向けに乗り、先ずは、腸の動きを抑えるという注射を。腸は常に肛門に向かって押し出す運動をしていて、カメラ(内視鏡)はそれとは逆の方向に入っていくので、動きを止めないと入って行けないのだと。・・・カメラの技術だけでなく、そういった薬の開発とのコンビネーションで成り立っているいんやね、先端医学は。
注射自体は献血や血液検査程度の痛みなので問題無し。

いよいよカメラが入っていく訳ですが(当然、口からでなくお尻から)、左向きになり足を折り曲げた姿に。股関節と膝関節それぞれ90度の角度。
ちょっと無防備にお尻を突き出す格好で、なぜか自分自身の奥底から笑いが・・・(恥ずかしいを通り越した自分でも解らない何かの感情が現れたのだろう。必死に堪えてはいたが。)

カメラがお尻に入る感覚は悪くない。痛痒いといった感じ。正座して足を崩した時に現れる感覚に近いか(痛いんやけどちょっと気持ちいい的な)
暫くして仰向けに戻り、大腸に空気を送り込みながら、カメラは奥に入っていく。
カメラの映像が画面でカラーで見れるがカメラが大腸の奥、小腸の手前までは観察でなくカメラを移動させるだけでスピードも速いので酔う人もいるとのこと。
空気が送り込まれることで強い膨満感を感じるが、人それぞれ痛みの感じ方が違う様で、痛み止めの薬を打つほどでは無かったのでこのまま進めてもらうことに。
大腸の奥までカメラが到達するのに1時間位かかる人もいるとのことだが、私はスムーズで5分か10分位で到達。ちなみに1.5m位の距離で腹の中でコの字形に曲がっている。
↓こういう形ですかね。分かると思うけど。
┌─┐
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大腸の奥に到達すると内視鏡で画面を見ながら検査開始。
ここが「小腸の入り口です」、「ここが盲腸への入り口です。」と説明してくれます。
大腸のひだを時折押し広げながらカメラは肛門の方向へ進んでいく。ちょっとした洞窟探検の様です。下剤の水分が水溜まりの様に溜まった部分があると、それも吸い取ってくれる。
年齢的にぶつぶつやキズなんかがあるものと想像していましたが、ピカピカと光ってツルツルで綺麗なもんでしたわ。太陽の光も届かんからかもやがシミやホクロなんかも一切無し。
S字結腸まで来ると形が複雑になりヒダヒダが多くなる。
最後は肛門の裏側まで見せてくれた。(表側自体未だ見たこと無いが)
痔の気があるんやが、見た所、その症状は無いと。

検査自体はで30分程で終了。
別室の休憩室で、20~30分、リラックスチェアで休憩。
体の中に異物や空気が入るのでそれなりには体力を使うというか負担がかかるのが自分でも分かる。
結局、ポリープや異常は見当たらなかったが、小さいポリープならその場で取ってしまうのだと。
「異常無しで良かった良かった」で、「ポリープがあったとしてもその場で対処や後日対処で良かった良かった」ということになり、検査自体、結果はオール良かったになるのではと思った。
会計は、7600円でした。(健康保険適用の3割負担で)

5年位前にも、検便で引っかかって(便に混じる血液の検査)、その時には、お尻からバリウムを入れてレントゲンで撮影するという方法だったが、医学の進歩は速いでんなぁ。
お尻バリウム方式だと前と後、2回下剤を飲まねばならないが、大腸カメラだと前のみ。小さなポリープだとその場で対処といいことずくめではないですか。
また検便で引っかかったら、大腸カメラ検査しますわ、毎年やってもいい位(^^、未然に病気が防げるのであれば。

PS.事前準備として前3日間、禁酒と、野菜・きのこ・豆類・海藻・コンニャクなど食物繊維の多いものは控える必要があります。

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