七田・純米七割五分磨き・雄町ひやおろし
秋というのは最も待ち遠しい季節である。なぜなら、『ひやおろし』が出て来るから。
ひやおろしとは・・・春先に搾った酒を夏の間貯蔵・熟成させ、秋口に生詰で出荷される酒のこと。火入れは貯蔵前の一回のみ。
熟成感とまろやかさが最高に仕上がって出てくる。
今シーズン最初の『ひやおろし』は。
七田なる銘柄。多分、飲むのは初めて。
元住吉の石澤酒店で1,152円。消費税92円入れて1,244円。
・・・四合瓶です。
特徴は、雄町なる酒米を100%使用で、7割5分磨き。
通常の純米酒で60%位なのでかなり磨き残している。(敢えて)
蔵元は佐賀県の天山酒造。
佐賀の酒は鍋島しか飲んだことがないと思うが、鍋島うまいのでコレもうまいだろうと想像して、酒屋の冷蔵庫には多くのひやおろしがあったが、コレをチョイス。
裏ラベル。アルコール分は17度と高め。原酒では無い様だが。
酒米が雄町の酒って今まであまり飲んでない。西日本に多いためと思われる。東北の酒で雄町ってあんまし聞かんなぁ。それぞれ県に代表酒米あるしね、華想いとか華吹雪、出羽の里とか出羽燦々。
盃に注ぐと、ほんのり色が付いている。
香りは、やや荒削り感のある米の華やかさ。
お味は、濃密で、荒削りから来るのか、キウイとかイチジク、柿を彷彿とさせる果実の甘みと黒糖にも似た甘みが複雑に絡み合った感が広がります。
熟成感から来るまろやかさもたっぷりです。
ハッキリ言って美味しい!
日本人に生まれて良かったと感じる瞬間。
外国人にも是非味わって欲しいなぁ、秋の日本に来てひやおろしを味わって欲しい。・・・ちょっと大袈裟かな(^^;
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