2015年4月-遠州旅行・掛川城見学
2015年4月29日(水)、掛川城の見学。
まずは大手門から。これはほぼ同じ位置に復元された門。
歴代の城主としては今川氏の重臣、朝比奈氏が創設し、その後、山内一豊が本格的城郭に整備したと。『現在の掛川市の基盤は一豊が築いたといっても過言ではない』という説明も後ほど御殿の見学で知った。
市街地になっている箇所もあるが結構、城域は残っている。
右下の写真は三の丸からの天守。
天守は復元だが、御殿は現存。
日本には十二の現存天守があるが、現存御殿は4つのみで、二条城、川越城、高知城、そして掛川城だそう。
二条城は以前、見学した。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2011/07/2011716-6ba1.html
御殿とは、居住区であり、政務が執り行われる場所。天守はなにかと不便やからね、昇り降りとか、トイレも無いし。
この辺りはやはり地震の多い地域の様で、安政の大地震で倒壊し、天守は再建されなかったが御殿はその後直ぐに再建されたと。
御殿内は見学可(天守とセットで有料)で中庭から天守も眺められる。
かつての掛川城の立体模型。平山城で結構シンプルな構造。小高い丘と幾つかの堀で防御力を確保か。
天守は、昔の絵図や高知城を参考に復元されたと。
一豊は加増されて掛川から高知へ移封の際、掛川城に似せて高知城天守を造ったという言い伝えから。
天守に向かう途中で先程の御殿が見下ろせる。
遠くには街の景色、ドーミーイン掛川も見える。
全国初の木造復元天守で、材質は青森ヒバ。恐らく現代では青森ヒバでしかこういった大がかりな木造建築物は造れないものと思われる。
掛川城、現在残っている城域はさほど広くないので、気軽に見学出来る。
また、竹の丸という北部の郭跡には庭園と明治時代の建築物が公開(有料100円)されているので時間があればそこも見ていって欲しい。
掛川の街は景観をかなり重視している様で、銀行の建物も江戸時代にタイムスリップした様な造り。こういう所も見て愉しめる。
掛川、ちょっとマイナーなイメージがあるが、しっかりとした街づくりをしていると感じた。
地酒(開運)も美味しいし行ってみる価値は大いにあるかと。
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