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2015年8月10日 (月)

メガ恐竜展2015~巨大化の謎にせまる~

先日行ってきた「メガ恐竜展」の記事を。
2015年8月5日(水)、午前中は銚子丸の株主総会に出席し、午後からの見学。
場所は、幕張メッセ国際展示場のホール11
会期は7月18日~8月30日である。
毎年恐竜展や恐竜博をやっている様にも思えるが、去年は「宇宙博」であった。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2014/08/2014jaxa-044f.html


一般入場料は2千円だが、予めヤフオクで招待券を入手。
送料入れて1503円だったが、実は、プレナ幕張2階の大黒屋で1450円で売っているのを見つけた。来年以降はそこで入手しよう。


平日ということもあり比較的人は少なかったが、中は時間が経つに連れそれなりには増えてきた。
やはり子供連れが圧倒的に多い。特に男の子。


今回の恐竜展のテーマは、~巨大化の謎にせまる~
体長数十メートル級の巨大恐竜、例えばブロントサウルス、ブラキオサウルス、ディプロドクス、といった恐竜たちが何故巨大化したのか?・・・巨大化する必要性と、巨大な体を獲得した理由などを探求する。

会場内は9つのゾーンに別れており、概ね年代順に展示されている。
前段階は、海の巨大生物(化石)の展示。
アンモナイト、三葉虫、海サソリに始まり、魚竜や海獣。
ここで海の世界での巨大化について学ぶ・・・浮力が働くため巨大化しやすいと。


3章からはいよいよ巨大恐竜についての展示。
「竜脚類」なるものが、先程例として挙げたブロントサウルスなどの仲間で、この竜脚類が巨大化した。
因みに、アロサウルスやティラノサウルスなどの肉食竜は獣脚類というのだそう。


中生代と呼ばれる時代の中に、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀があり、三畳紀に発生した竜脚類はジュラ紀で最大化し繁栄。
一つの紀で約5千万年のレベルなのでとてつもなく長い年月である。


巨大過ぎて全体をカメラに収めるのは無理。因みに、ディプロドクスの全身骨格である。全長27m。



大きな体の利点として、一番は防御力のUP↑・・・20m以上に成長するとジュラ紀最強のアロサウルスも手が出せなかったろう。
他には、餌の獲得力がUP↑・・・低い木、中間の木、高い木、ほぼ全ての植物が食べられるようになる。
後は、エネルギー効率がUP↑あまり動き回る必要なく、餌が獲得出来る。・・・(下の写真を参照)
他にも幾つか利点がある様だが、詳しくは実際に行って見てきて欲しい。

当然、欠点もあり、多くの餌を必要とすることで、餌の豊富な安定した時代では問題無いが、地球環境が変わり餌が少なくなると絶滅のリスクが高まるのだと。
ただ、利点の数に比べれば欠点の数は少ない様子。(リスクの大きさは別として)


では、何故、巨大化出来たのかということだが、鳥と同じ気嚢を持った呼吸システムにより体への酸素運搬力が高いことと、咀嚼しない丸飲み方式により、餌を大量摂取出来、顎の筋肉も少なくて良いので頭が小さく、それで首を長くすることが出来たと。
首を長くするとバランスを取るため尾も長くなるという按配。
他にも幾つかあるが、特に上の2点は哺乳類と大きく違う点で、哺乳類が恐竜ほど巨大化出来なかった理由と。
気嚢システムは同じ草食恐竜のカモノハシ竜(ハドロサウルスやサウロロフスなど)には、竜脚類とは違った系統から進化してきたためか無くて、竜脚類程には巨大化しなかったと。

大陸が分断されてくる白亜紀には世界中に放散し、それぞれ独自に進化していった。

見逃すな!と言われたヨーロッパ最大の竜脚類、トゥリアサウルス。全長30m。


恐竜の内臓の化石はまだ発見されていないが、糞の化石は多数発見されており、これは不思議である。
糞が化石として残るということと、何故、糞と分かるのかという2点。次の恐竜展の一テーマとして扱って欲しい。
・・・多数の子供が、触って手の臭いを確認していたが、石化しているので、もう臭いは無い。
他には頭骨の化石や歯の化石が展示されていた。


竜脚類とは違うティラノサウルスやトリケラトプスの展示もあった。
他にはマンモス、ステゴドンなど巨大哺乳類の展示。

ラストはお決まりの物販コーナー。


オリジナル商品もあった。


午後一杯、17:00まで、約4時間半みっちり見学。
巨大化についてはまだまだ解明されていない点もあるとか。

他の恐竜展の紹介もなされており、これが気になった。
「恐竜時代の海の支配者」
比較的近く?の群馬県。群馬県立自然史博物館なる所だそう。

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