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2015年8月29日 (土)

酒一筋・純米・秋あがり

麦わら帽子ではないが、先週の暑さはどこに行ってしまったのでしょう?と思えるくらい涼しい関東地方。
8月の休みの日に長袖を着るのは多分生まれて初めて。
「10月頃の気温」だとか、「秋雨前線」といったキーワードがちらほらと聞こえてくる。

涼しくなれば、『ひやおろし』が飲みたくなるということで、まだ早いかな?と店を覗いたら、幾つか置いてあった。
因みに、ひやおろし・・・春先に搾った酒を火入れして貯蔵し、夏を越して秋口に火入れせずに出荷。秋あがりと同義語。

初めて飲む銘柄『酒一筋』・・・(ラベルの写真はどこかで見たことはあるが)
岡山県の酒。恐らく岡山県の酒を飲むのは初めてかと。有名な酒米の雄町は岡山やが。
精米歩合70%と荒削り。
日本酒+5辺りで辛口寄り。
アルコール分17度~18度未満と、ほぼ原酒か。

よく見ると裏ラベルに「ひやおろし」の説明が詳しく書かれてある。(詳しくはこちらを読んだ方がよい)
蔵元は、岡山県赤磐市なる所の利守酒造。


瓶のキャップが凝っていて、これは感動した。
普通は印刷やが、盛り上げて色付けしてある。
将棋の駒で「盛上駒」という字を彫って漆を埋め込み、更に少し盛り上げて字を表現したものがあるが、それに近い。将棋のタイトル戦などに使われる最高級品。
このキャップはそこまで凝って作ってないと思うが、それに近いものを感じた。

ちょっと横道に反れましたが、別に将棋好きという訳ではなく、将棋の駒について以前、天童で学んだので。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2014/06/20145--c796.html

ラベルの書体も一味違うので恐らく著名な書道家のものであろう。


盃に注ぐと、熟成されているのか結構色が付いている。
香りが、意外と華やいだ香り。


お味は、しっかりとした飲み口で、太さを感じる。
それでいて純米から来るのか整然とした纏まり感。
・・・(運動神経抜群で外ではケンカやスポーツで鳴らしてる割には、自分の部屋は綺麗に整理整頓されている、と言ったそんな風なものを感じる。)
それにプラスして熟成感から来る米の旨みと酸味がタマランね。精米歩合70%なので、より米の旨みが伝わる。
今シーズン初のひやおろしの美味しさを実感すると共に、「酒一筋」という銘柄の他のシリーズも飲んでみたくなりました(^^
銘柄のネーミングはちょいベタやけどね。酒一筋ということなので悪くはない良いことです。

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