先日行ってきた「恐竜博2016」の記事をUP。
こちらが公式ポスター。
会期は、2016.3.8(木)~6.12(日)
会場はいつもの上野の国立科学博物館。
入場料定価1600円に対し、いつもの通りヤフオクで招待券を入手。
1200円と安いが、その代わり利用期間が4.22まで。
こちらが会場マップ。
1.起源、2.植物食、3.飛翔、4.水中進出、5.赤ちゃん、6.鳴き声、7.恒温といったキーワード順に展示。
3月19日(土)の朝一に入ったが、春休み期間中なためか子供連れでごった返していた。
小物の展示を近くでじっくりと穴の開くまで見るってことは出来なかった。
幾つか展示物を紹介しよう。
植物食の獣脚類「チレサウルス」
ブロントサウルスなどの竜脚類が草食恐竜として有名だが、ティラノサウルスなどがいる獣脚類の草食は初めての発見とのこと。
但し、小型の恐竜である。
竜脚類については過去記事もあるので参考にしていただきたい。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2015/08/2015-a5de.html
次は、中国で発見された空飛ぶ恐竜「イー」
こういう皮膜を持った恐竜も初めての発見だそう。
プテラノドンなどの翼竜は、進化の過程で恐竜より前に分かれたもので、恐竜ではない。
そして、今回の展示の目玉、ティラノサウルスとスピノサウルスの激突。
ティラノサウルスもスピノサウルスも同じ獣脚類の仲間。
但し、ティラノサウルスは白亜紀末期(約6800万年~6600万年前)に対し、スピノサウルスは白亜紀中頃(約9700万年前)に生息と、年代的に出会うことはなかったという説明があった。
・・・同じ恐竜でありながら3000万年もの隔たりがあるってスゴイ。
圧巻の迫力。世界最大級の個体で、「スコッティ」なる名称だそうな。
次はスピノサウルス。
水中進出し、肉食恐竜にしては珍しく四足歩行だったらしい。恐らく水かきがあっただろうと。
背骨の突起が最大の特徴。まだ何のための物かは解っていないと。
復元図はこういう形である。
実は、2009年に幕張で行われた恐竜博にスピノサウルスが本邦初公開で展示されていたが、その時は二足歩行で紹介されていた。・・・その後、研究が進んで四足であったという説が有力になった模様。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2009/10/2009-4863.html
一通りの展示が終わると第2会場でクリーニングラボなるものの展示。
これには驚いたね、スゴイ集中力。
専門家による化石のクリーニング(プレパレーションとも言う)の実演である。
よく見ると会期中は毎日行われている様子。
もの凄く根気と集中力を必要とする作業と見た。
華やかな発見の裏にはこういう地道な作業があるんやね。
ラストはお決まりの物販コーナー。
ここが一番人口密度が高かった。
だいたい決まりきっている(本物orレプリカ化石、フィギアやぬいぐるみ、お菓子、解説本、ガチャガチャ、など)ので、そのままスルー。・・・(一応、覗いて見たかったが、入り込む余地が無かったというのが本音)
約2時間、みっちり見学。来る度に新たな発見がある。
夏にまた幕張かどこかで恐竜博or恐竜展があると思うので楽しみにしています(^^
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