2024年9月 5日 (木)

巨大恐竜展2024

巨大恐竜展、行ってきた。
会期は2024.7.13~2024.9.14・・・好評により延長されたそう
場所はパシフィコ横浜・展示ホールA
私が行ったのは、2024.9.5(木)の午後でした。


恐竜の巨大化がテーマで、冒頭は恐竜以外の巨大生物の化石・骨格・剥製が幾つか展示されていた。魚竜、シロナガスクジラ、マンモス、アンモナイト、翼竜などなど。



中盤に今回の目玉、「パタゴティタン・マヨルム」


全長37mだが、成長途中で、まだ大きくなる余地のある個体だそう。



現時点では歴史上、世界最大の生物とのこと。・・・これからも上を行く新種が発見されるでしょうかね。


以外と前足には爪が無かったと。後ろ足にはある。・・・これもこれから新たな発見が出てくるかも知れませんね。



会場の規模的に、横から遠目に全体像を眺めることは不可能だったが、近接して真下から観察とかは可能。
巨大さに圧倒されますよ。


パタゴティタンという名の通り、アルゼンチンで発見されたそう。
何故、巨大化したかと言うと、生き延びるため。捕食者に対抗出来たり、高い木の木の葉が採れたり、エサのある土地に早く移動出来たりと。
生まれたときは小さいが(卵の径が20cm位)、ものすごく早く成長したのだそう。・・・大きくなればなる程、捕食者から身を守れる


後半は福井の恐竜関係が展示されていた。


目玉は大きいが、その他はまあまあやったね。


子供の夏休み期間は終わってるので、小学生はいなかったが、赤ちゃん、幼児連れが多かった。
動いて、声を出す恐竜模型が幾つか展示されていたので(しかもスピノサウルスとか実物大巨大恐竜)、怖がってベビーカーの日除けカバー閉じて足だけ出してる幼児なんかもいた。・・・(恐竜の声は聞こえてくるので、見えない想像で余計恐いと思うが^^)

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2019年9月 8日 (日)

恐竜博2019

先日行ってきた恐竜博2019の記事をUP。
こちらは入場券。会期は2019.7.13~2019.10.14



場所は、上野の国立科学博物館。
不忍池ではまだ蓮の花が咲いていた。
池の中心部は花は終わりシャワーヘッドの様な残り殻のみとなっていたが、外周部はまだ大きいのが幾つか。



今回の目玉は、
・謎の恐竜デイノケイルス
・むかわ竜

ちなみに、私の少し前に40万人突破で記念撮影が行われた。幼児連れのご両親。・・・(私のようなオッサンが40万人目でなくてよかった^^;)



展示物の多数が実物で見る価値大。
2019.9.3(火)の昼頃の見学で、流石に小学生はいなかったが、幼児連れが多かった。

ネタバレになるので余り多くは語りませんが。目玉の一つ、デイノケイルス。新種なのかこの名は初めて聞きます。


想像図にある通り、あまりかっこよくはない。幾つかの恐竜の特徴を合わせ持った体。


全長11mと大型。前足のかぎ爪が巨大で頭の形状から草食か。
後ろのモニターが映り込んで申し訳ないが、近年に多い映像を駆使した展示で、恐竜時代に入り込んだような想像が出来る。


次の目玉、むかわ竜。今や日本を代表する恐竜となったのではなかろうか。昔はフタバスズキリュウが有名であったが。
私の出身県の兵庫県にも「丹波竜」がおり、そこそこ有名かと思う。


草食恐竜である。こちらの骨格標本は複製。



こちらが実物化石。
最近は複製技術が進んだのか実物と複製の見分けが付きにくくなったように思う。質感とか。


第二会場では、お決まりの化石クリーニングラボ。本日はお休みな模様。


ラストは物販コーナー。


見学時間は1時間半程と今回は以外とシンプルであった。テーマが絞り込まれたからかな。

また次の恐竜博では、どのような新種・新説が出て来るのか、楽しみです(^^

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2016年9月28日 (水)

海のハンター展

先日行ってきた「海のハンター展」の記事をUP。
会場はいつもの上野の国立科学博物館。
2016.9.9(金)に遅い夏休みを取り行ってきた。
入場料は1600円。金券ショップで前売券を1400円で購入しておいたのはいつもの通り。

会場マップ。
(1).過去の歴史ゾーン(古生代、中生代、新生代)から始まり、
(2).現代ゾーンでは深海、極域、外洋、浅海と大きく4つに分かれて展示。
(3).ハンター達のテクニック
(4).ヒトも海のハンター
と続く。

大部分の展示が魚類であったが、海のハンターということで鳥やカメの展示も有り。



平日ということでストレスなく見学に没頭。
子供連れでは、幼稚園前の子供を連れた家族が多かった。

過去の歴史ゾーンでは魚竜、首長竜、巨大サメなどを展示。

巨大サメは「カルカロドン・メガロドン」といい、全長18m、噛む力はホオジロザメの10倍。ホオジロザメでも現代の海洋生物の中で最大の噛む力だそうなので、とてつもない力である。
新生代という恐竜よりも後の時代に現れ、その後絶滅してしまったが理由は謎である。シャチなどとの競争に敗れたという説もある。

現代ゾーンでは現代に生きる海のハンターを展示。



現代に生きるサメも。
捕食の方法として五感の他にもう1つ、ロレンチーニ器官なるもので微弱な電磁波を感知するというのは新たな発見であった。筋肉の動きにより発せられる僅かな電流を検知出来るのだそう。



他の発見としては、口が折り畳まれており、外に大きく飛び出す魚もいるという点。これは哺乳類には無い特徴かと。まさにハンターやね。

ウツボは口の奥にもう1つの口があり、それで捕まえた者を確実に飲み込む仕組みを持っている。これも新たな発見。こういうのを見ると絶対に噛まれてはならないと思った。

現代ゾーンの終盤には、今回の目玉、ホオジロザメの全身液浸標本。
小型の成魚だそう。漁師の網にかかり死んでいたのを引き取って標本にしたと。
口は観察しやすいように敢えて開けてある。

オスらしいが、後部の構造がなんとも不思議であった。腹びれの一種であろうか。
尾びれには水平尾翼的な出っ張りがあるのもお分かりになると思う。

この小型のサメの捕食方法も興味が沸いた。

ダルマザメと言うのだそう。55cmなのでサメとしてはかなり小さい。

捕食の仕方としては、サメ、カジキ、マグロ、クジラなど大型の生物に噛みついて、体を一回転させることで肉を削り取るというもの。・・・これは痛そう。



捕食される立場の者の生き残り戦術も幾つか紹介されており、これは興味を引いた。

ミドリフサアンコウ。
敵に襲われたときに水を飲み体を膨らませて威嚇する。

体全体が大きな顔に見える。
ハクション大魔王の壺に似とるね。

ラストは養殖業の展示。
なんとクロマグロの完全養殖に成功しているとか。自然界から卵や稚魚を捕ってくることなく養殖魚が産んだ卵で養殖するというもの。
共食いやパニック事故を抑えるための高度な技術が必要な模様。

エサはペレット状になっていて成長に合わせて大きさを変えていく。・・・こんなんばっかり食べて飽きないんかね?・・・タマに生きた魚とか食べさせたりするんかね。
いや、研究開発を重ねてクロマグロにとって最高のごちそうになっているのかも知れん。

約4時間みっちり見学。
2016年10月2日まで開催なので、興味のある人は行ってみて欲しい。

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2016年4月16日 (土)

恐竜博2016

先日行ってきた「恐竜博2016」の記事をUP。
こちらが公式ポスター。
会期は、2016.3.8(木)~6.12(日)
会場はいつもの上野の国立科学博物館。

入場料定価1600円に対し、いつもの通りヤフオクで招待券を入手。
1200円と安いが、その代わり利用期間が4.22まで。

こちらが会場マップ。
1.起源、2.植物食、3.飛翔、4.水中進出、5.赤ちゃん、6.鳴き声、7.恒温といったキーワード順に展示。

3月19日(土)の朝一に入ったが、春休み期間中なためか子供連れでごった返していた。
小物の展示を近くでじっくりと穴の開くまで見るってことは出来なかった。



幾つか展示物を紹介しよう。
植物食の獣脚類「チレサウルス」
ブロントサウルスなどの竜脚類が草食恐竜として有名だが、ティラノサウルスなどがいる獣脚類の草食は初めての発見とのこと。
但し、小型の恐竜である。

竜脚類については過去記事もあるので参考にしていただきたい。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2015/08/2015-a5de.html



次は、中国で発見された空飛ぶ恐竜「イー」
こういう皮膜を持った恐竜も初めての発見だそう。

プテラノドンなどの翼竜は、進化の過程で恐竜より前に分かれたもので、恐竜ではない。


そして、今回の展示の目玉、ティラノサウルスとスピノサウルスの激突。

ティラノサウルスもスピノサウルスも同じ獣脚類の仲間。
但し、ティラノサウルスは白亜紀末期(約6800万年~6600万年前)に対し、スピノサウルスは白亜紀中頃(約9700万年前)に生息と、年代的に出会うことはなかったという説明があった。
・・・同じ恐竜でありながら3000万年もの隔たりがあるってスゴイ。

圧巻の迫力。世界最大級の個体で、「スコッティ」なる名称だそうな。


次はスピノサウルス。

水中進出し、肉食恐竜にしては珍しく四足歩行だったらしい。恐らく水かきがあっただろうと。



背骨の突起が最大の特徴。まだ何のための物かは解っていないと。

復元図はこういう形である。

実は、2009年に幕張で行われた恐竜博にスピノサウルスが本邦初公開で展示されていたが、その時は二足歩行で紹介されていた。・・・その後、研究が進んで四足であったという説が有力になった模様。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2009/10/2009-4863.html

一通りの展示が終わると第2会場でクリーニングラボなるものの展示。
これには驚いたね、スゴイ集中力。
専門家による化石のクリーニング(プレパレーションとも言う)の実演である。

よく見ると会期中は毎日行われている様子。

もの凄く根気と集中力を必要とする作業と見た。
華やかな発見の裏にはこういう地道な作業があるんやね。

ラストはお決まりの物販コーナー。
ここが一番人口密度が高かった。
だいたい決まりきっている(本物orレプリカ化石、フィギアやぬいぐるみ、お菓子、解説本、ガチャガチャ、など)ので、そのままスルー。・・・(一応、覗いて見たかったが、入り込む余地が無かったというのが本音)



約2時間、みっちり見学。来る度に新たな発見がある。
夏にまた幕張かどこかで恐竜博or恐竜展があると思うので楽しみにしています(^^

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2015年9月21日 (月)

生命大躍進~脊椎動物のたどった道~

先日行ってきた「生命大躍進」
会期は2015.7.7~10.4
夏休み期間中は避け、9月の第2週に行ってきた。
場所は、上野の国立科学博物館。

定価1600円だが、金券ショップで前売券を1400円で入手しておいた。




内容は、生命誕生から各年代で興った進化とそれらに関する標本の展示。

夏休み期間中は避けたが、それでも人は多かった。
意外と年配者が多い。
未来に向けた科学の発展よりも、地球の過去が明らかになることの方が興味が沸く。皆さんもそう考えているのでは。
例えばリニアモーターカーは私の子供の頃からずっと開発中のままであるのに対して、新種の化石が見つかり昔考えられていた恐竜の大きさがどんどん大きくなっている点とか。


生命誕生から、幾つかの大躍進を重ね、大量絶滅を経て、生き残った者が更に進化。


生命誕生は20億年前に遡り、その頃はまだ小さな微生物の様なものだったが、何億年もかけて、生物らしい形のものに進化。
ゲノムなる生物の設計図の元となるものを増やし、色々な働きをする器官を造り出す遺伝子をそこに書き込んで、更に複雑な形体を持つものへと進化して行ったと。


5億年前、4億年前といったレベルの化石(本物)が多数展示。
よくも残っているものである。
思っていたより小さなものが多かったが、本来の大きさなのか、長い年月で石が圧縮されたためなのかは不明。


有名なオパビニアの展示も。・・・(もちろん実物化石も展示)
象の鼻のような物を掴む器官(口ではない)に、5つの目。
カンブリア時代の生物だが、最強の捕食者ではなく、狙われる立場でもあったため、上の2つの目で外敵を探し、下の3つの目で獲物を狙うといった目の使い方だったのかな、とか想像が膨らむ。


カンブリア時代の最強の捕食者と考えられているアノマロカリスの展示も。


wikipediaに載っている写真の実物である。


展示は、ゾーンが大きく4つに分かれており、次のゾーンに移る際に大量絶滅のゲートをくぐる。


オルドビス紀なる世界はこういった世界。
直角貝や海リンゴの世界でしょうかね。もちろん海の中で、動物はまだ陸上に進出していない。


こういった年表があると分かりやすい。
恐竜時代の中生代はまだまだ先である。


カンブリアより後の時代では、海サソリが出現。
人間より大きな巨大な者も居た。


更に上を行く巨大な甲冑魚も。
魚類の出現。背骨の獲得により巨大化出来たと想像できる。
また、エラを支えていた最前列の骨を変化させ顎を獲得したと考えられている。


三葉虫もこの時代である。色々な形状のものが出現したが、どれも発達した目を持っていた様である。




魚類の展示も。ヒレが肉厚の種のものが陸上へ進出する者へ移っていったようである。
シーラカンスやハイギョがこの仲間。


肺を持った両生類の祖先が陸上に進出。


やがて、爬虫類や哺乳類へと進化するが、哺乳類は単弓類なるものを経て進化したと。
頭骨の目の穴の後ろにもう一つの穴。爬虫類はこの穴が2つあると(但し、カメは穴無しと)。


実は恐竜によく似たディメトロドンは、単弓類なので、爬虫類ではなく哺乳類に近い(というのが分かる)
ディメトロドン・・・背中に帆の付いたあの生物です。


2つ目のゲート、ペルム紀末期の大量絶滅。
地球史上最大で、生物全体の9割以上の種が絶滅。恐らくディメトロドンもその中に。


この後が、中生代(三畳紀・ジュラ紀・白亜紀)と恐竜の時代。
但し、三畳紀では単弓類が繁栄していたそうで、ジュラ紀で恐竜と主役が交代。

3つ目のゲート、巨大隕石の落下をきっかけとした大量絶滅。
隕石の落下地点は別として、一瞬にして絶滅した訳ではなさそうで、地球環境が変わり、少しずつ数を減らしていったと思われるが、何年(何百年、何千年、何万年の単位かも)かけて滅んだのかは分からない。


やがて哺乳類の繁栄を向かえ、一斉に種類を増やす。2回大量に種類が増えたときがあり、初めに増えたものの多くが絶滅してしまい、2回目に増えた時の種が今の哺乳類たちだとか。・・・これは興味深い。

やがて人類が出現。それまでの間に幾つかの種が出現したが、どれも滅んで一種類に。


終わりに読んだあとがきが印象に残った。
過去5回大量絶滅があり、それらは10万年以上の時間をかけて多くの生物が消えていく現象だったが、人類の住む現在では短期間に多くの生物の絶滅を引き起こしておりスピードが速いと。
現在、6度目の大量絶滅のただ中にいるという考え方もあるとか。

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2015年8月24日 (月)

ヨコハマ恐竜博2015~古生物の進化と大恐竜時代~

先日、見学に行ってきた「ヨコハマ恐竜博」。
日にちは2015年8月15日(土)。
会場はパシフィコ横浜展示ホールA。
隣の展示ホールではトミカ博をやっていた。

お盆で皆さん墓参りと思ったが甘かった。開場の10:00ちょっと過ぎに着いたら、入場に30分かかった。
因みに、入場料は一般1800円。
予めヤフオクで、前売券を1600円で入手。前売券の定価は1400円。
行けなくなったため、ヤフオクで出品したと。
招待券は市場に出回らなかったね、ヤフオクにも横浜の金券ショップにも。ヤフオクで僅かにペア券が出回ってたのみ。


展示の構成は、前半がA~Fに細かく別れており、後半はアトラクションやフードコートになっている。


序盤は古代生物。形がしっかりと分かりやすく残った化石が多数展示。


海竜のモササウルス類の展示もあり、これもしっかりとしている。
モササウルス類・・・白亜紀後期に繁栄した海竜。
今年の夏、群馬県立自然史博物館で勉強したテーマである。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2015/08/post-87b9.html


以上が展示Aゾーン。
Bゾーンではステゴサウルスの原始的な仲間が展示。ヘスペロサウルスという名。


背中のプレートの形状が楕円形で尚且つ首の所の数が多いと。
ステゴサウルスの場合は三角形で首の所のプレートの数はここまで多くないと。
なかなか興味が沸く。


Dゾーンまで進むと、今回の目玉の一つ、ティランノサウルス・レックス・ティンカー。
日本初公開の実物全身骨格。ティンカーとは若い個体、亜成体のことと。
前足が2本指な所が特徴かね、ティラノサウルスは。


Fゾーンに入ると今回のもう一つの目玉。
世界初公開となる、トルボサウルス実物全身骨格。
ジュラ紀最大の肉食恐竜で、アロサウルスより大きかったと。


全身を繋ぎ合わせた形で展示されるのは世界初と。


前足が3本指な所が特徴かね。アロサウルスも3本指。


アロサウルスの展示もあったが、こちらはケラトサウルス。
アロサウルスよりやや小型で、頭に小さな角があるのが特徴。
同じくジュラ紀に出現。


背骨には、ステゴサウルス程ではないがちょっとしたプレートの飾りも。
因みにステゴサウルスとは違い肉食恐竜です。


他にはディプロドクスの展示など。
こちらは巨大化した竜脚類やね。
幕張のメガ恐竜展で今年勉強したテーマ。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2015/08/2015-a5de.html


展示の後半は、各種アトラクション。完全に子ども向けだった。
化石発掘体験はまあ良しとして、その他のシューティングゲームや乗り物って考古学と関係無いがどうよ。


化石に触るコーナーは良かった。これは大人でも楽しめる。
トリケラトプスの角が触れるのは貴重な体験かも。・・・(前にも同じものをどこかで触った記憶が)


後半の半分は縁日コーナー。恐竜釣りや恐竜すくい・・・主催者側の苦心が伺えるなぁ。。


ラストはフードコートに、お決まりの物販コーナー。
横須賀海軍カレーとかがあったわ。セットの牛乳は付いてなかった様だが。


展示のボリュームはさておき密度と内容は良かった。
毎年、目玉を用意してるし、また来年を楽しみにしています。

去年の記事があったので、興味のある方は↓
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2014/08/2014-0dfb.html

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2015年8月14日 (金)

群馬県立自然史博物館~企画展・恐竜時代の海の支配者~

先日、群馬県まで見に行ってきた恐竜展の記事をUP。
幕張メッセのメガ恐竜展の帰りに見かけたポスターで気になったアレです。

メガ恐竜展の記事はこちら↓
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2015/08/2015-a5de.html

日にちは2015年8月7日(金)で、この日は有休。

地元の武蔵小杉駅から湘南新宿ラインで高崎駅まで直通電車が出ており、比較的群馬県は近い。ただ、高崎行きは、概ね1時間に1本でそれ以外は、途中駅や宇都宮方面(東北本線)行きだったりする。
今回も途中の籠原行きで、そこで上野方面から来た高崎行きに乗り継いだ。
高崎駅に着くとホームにSLが。特別観光列車かな?手入れがかなり行き届いた風であった。


高崎駅から私鉄の上信電鉄に乗り換え、上州七日市という駅まで。電車賃は840円と距離の割に高い。
因みに、この2つ手前(高崎寄り)の駅が上州富岡駅で、世界遺産に登録された富岡製糸場がある駅。
世界遺産登録より前に見学しているが、その時と比べて駅が綺麗にリニューアルされていた。
その時の記事はこちら↓
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2012/08/20126--5ba1.html

下の写真は上州七日市駅です。


駅から徒歩30分程で群馬県立自然史博物館に到着。公称は25分だが上り坂なのでそれ位かかる。
企画展は、「恐竜時代の海の支配者」
入場料は720円で常設展と合わせて見学可。
メガ恐竜展の半券で割引があるか期待したがそういうものは無かった。自販機で券を買う。




海に支配者がテーマと言うことで先ずはハイギョの展示。
これ以外にも合わせて3種が展示されていた。空気呼吸が出来ないと死んでしまう種類もいるとか。


ハイギョの後は本格的な展示。ワクワクである。

恐竜時代、すなわち中生代「三畳紀・ジュラ紀・白亜紀」、2億5000万年前~6600万年前の約1億8400万年間の海の支配者として、恐竜とは別に分類された魚竜、首長竜といった海竜を中心に展示。


先ずは魚竜。想像図はイルカに似ているが、進化の過程で海の環境に適応するため必然的に似るのだそうな。


魚竜は比較的早い三畳紀に現れ、早い内に衰退していったそうな。理由は分かりませぬが。
有名所だとイクチオサウルスですかね。


首長竜として、フタバスズキリュウなど数点が展示。


首長竜は、魚竜と入れ代わる様にジュラ紀から繁栄。
有名所は、プレシオサウルス、エラスモサウルスですかね。
ネッシーの形と言えば想像付きやすいか。


魚竜や首長竜は中生代より前に恐竜の系統から別れ独自に進化していったと。

海に進出して行った恐竜はいなかったのか?という疑問が沸くが、陸で大繁栄したので、その必要がなかったのだろう。
恐竜より強い生物が陸に現れて追い立てられれば話は変わると思うが。

トカゲやヘビに近い、モササウルスなる種類が首長竜と代わり白亜紀後期に繁栄。
首の短い、ヒレを持つワニの様な体型。
中生代の中で、魚竜→首長竜→モササウルスと主役交代していったのが興味深い。


他にも世界初公開となるワニの実物化石(全身骨格復元)などもあり、なかなか見応えがあった。

更に見応えがあったのが、隣にあった常設展。2階もある。
上野の国立科学博物館のミニ版といった感じだが、群馬県に特化した展示もあってかなり勉強になる。
例えば尾瀬や赤城山など。
赤城山の太古の噴火で大量の噴出物が山の東側に飛んで、それが鹿沼土なのだと。







企画展は1時間半程で見終えたが、常設展はボリュームが大きく4時間。


720円でかなり勉強になった。
群馬県恐るべしやね。神奈川県にもこれだけのものがあるのだろうか?

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2015年8月10日 (月)

メガ恐竜展2015~巨大化の謎にせまる~

先日行ってきた「メガ恐竜展」の記事を。
2015年8月5日(水)、午前中は銚子丸の株主総会に出席し、午後からの見学。
場所は、幕張メッセ国際展示場のホール11
会期は7月18日~8月30日である。
毎年恐竜展や恐竜博をやっている様にも思えるが、去年は「宇宙博」であった。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2014/08/2014jaxa-044f.html


一般入場料は2千円だが、予めヤフオクで招待券を入手。
送料入れて1503円だったが、実は、プレナ幕張2階の大黒屋で1450円で売っているのを見つけた。来年以降はそこで入手しよう。


平日ということもあり比較的人は少なかったが、中は時間が経つに連れそれなりには増えてきた。
やはり子供連れが圧倒的に多い。特に男の子。


今回の恐竜展のテーマは、~巨大化の謎にせまる~
体長数十メートル級の巨大恐竜、例えばブロントサウルス、ブラキオサウルス、ディプロドクス、といった恐竜たちが何故巨大化したのか?・・・巨大化する必要性と、巨大な体を獲得した理由などを探求する。

会場内は9つのゾーンに別れており、概ね年代順に展示されている。
前段階は、海の巨大生物(化石)の展示。
アンモナイト、三葉虫、海サソリに始まり、魚竜や海獣。
ここで海の世界での巨大化について学ぶ・・・浮力が働くため巨大化しやすいと。


3章からはいよいよ巨大恐竜についての展示。
「竜脚類」なるものが、先程例として挙げたブロントサウルスなどの仲間で、この竜脚類が巨大化した。
因みに、アロサウルスやティラノサウルスなどの肉食竜は獣脚類というのだそう。


中生代と呼ばれる時代の中に、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀があり、三畳紀に発生した竜脚類はジュラ紀で最大化し繁栄。
一つの紀で約5千万年のレベルなのでとてつもなく長い年月である。


巨大過ぎて全体をカメラに収めるのは無理。因みに、ディプロドクスの全身骨格である。全長27m。



大きな体の利点として、一番は防御力のUP↑・・・20m以上に成長するとジュラ紀最強のアロサウルスも手が出せなかったろう。
他には、餌の獲得力がUP↑・・・低い木、中間の木、高い木、ほぼ全ての植物が食べられるようになる。
後は、エネルギー効率がUP↑あまり動き回る必要なく、餌が獲得出来る。・・・(下の写真を参照)
他にも幾つか利点がある様だが、詳しくは実際に行って見てきて欲しい。

当然、欠点もあり、多くの餌を必要とすることで、餌の豊富な安定した時代では問題無いが、地球環境が変わり餌が少なくなると絶滅のリスクが高まるのだと。
ただ、利点の数に比べれば欠点の数は少ない様子。(リスクの大きさは別として)


では、何故、巨大化出来たのかということだが、鳥と同じ気嚢を持った呼吸システムにより体への酸素運搬力が高いことと、咀嚼しない丸飲み方式により、餌を大量摂取出来、顎の筋肉も少なくて良いので頭が小さく、それで首を長くすることが出来たと。
首を長くするとバランスを取るため尾も長くなるという按配。
他にも幾つかあるが、特に上の2点は哺乳類と大きく違う点で、哺乳類が恐竜ほど巨大化出来なかった理由と。
気嚢システムは同じ草食恐竜のカモノハシ竜(ハドロサウルスやサウロロフスなど)には、竜脚類とは違った系統から進化してきたためか無くて、竜脚類程には巨大化しなかったと。

大陸が分断されてくる白亜紀には世界中に放散し、それぞれ独自に進化していった。

見逃すな!と言われたヨーロッパ最大の竜脚類、トゥリアサウルス。全長30m。


恐竜の内臓の化石はまだ発見されていないが、糞の化石は多数発見されており、これは不思議である。
糞が化石として残るということと、何故、糞と分かるのかという2点。次の恐竜展の一テーマとして扱って欲しい。
・・・多数の子供が、触って手の臭いを確認していたが、石化しているので、もう臭いは無い。
他には頭骨の化石や歯の化石が展示されていた。


竜脚類とは違うティラノサウルスやトリケラトプスの展示もあった。
他にはマンモス、ステゴドンなど巨大哺乳類の展示。

ラストはお決まりの物販コーナー。


オリジナル商品もあった。


午後一杯、17:00まで、約4時間半みっちり見学。
巨大化についてはまだまだ解明されていない点もあるとか。

他の恐竜展の紹介もなされており、これが気になった。
「恐竜時代の海の支配者」
比較的近く?の群馬県。群馬県立自然史博物館なる所だそう。

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2014年8月10日 (日)

ヨコハマ恐竜展2014~新説・恐竜の成長~

今話題?のヨコハマ恐竜展に行ってきた。
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開催期間は7月16日(水)~8月28日(木)

入場料は通常1,800円の所、招待券を1,482円でGET。82円は送料。・・・(もう発売終了したけど前売り券なら1,400円やったんやけどね)

今思い出したが、2年前の2012年にもヨコハマ恐竜展に行っていた。
http://ya-ta-chan.cocolog-nifty.com/aibo/2012/07/2012-9eea.html






会場はパシフィコ横浜の展示ホールA。
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台風11号の影響も差程無く、たま~に『サーっ』と通り雨が降る程度。






開場は10時だが、10時に着くと少し入場の待ち行列が出来ていた。
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夏休み時期ということで、子供連れが多かった。というか9割方が小学生連れの家族。

ヨコハマ恐竜展、副題として「新説・恐竜の成長」・・・これは興味の湧くタイトル。新説ってのがいい。ここでしか知ることの出来ない何かを期待。



先ずはトリケラトプスの各成長段階の頭の骨の化石を順に並べて展示。
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これは違いを比べやすい。
子供の頃から目の上の角があることが分かる。

角は成長するにつれて空洞化し、差程、強度がないとのことで、身を守るためのものではないというのが現在での定説だそう。・・・これは新たな発見だった。
また雌にも同じように角があるため、異性を惹きつけるためのものでもないとのこと。

では、何のための角なのか?・・・キニナル人は実際に見学に来てみてください。

顔の後ろのフリルも身を守るためではなく、敵を威嚇するためのものだそう。
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その様子が動く模型で展示されていた。動くだけでなく威嚇のための変化も表現されている。(フリル自体は動きません)






頭突き恐竜(構造から頭突きは不可能というのが分かったそう)、カモノハシ恐竜(頭の構造から音を出すのが分かったそうな)の展示を経て。今回の目玉、ティラノサウルス。
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全身骨格標本。尾を除いてほぼ完全な形で化石が採取されたもの。
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圧巻ですなぁ。。
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ティラノサウルスは、子供と大人では歯の形状が異なるのだと。
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子供の歯は鋭く尖っており、獲物を捕らえるのに適し、大人の歯は、先が丸みを帯びてしっかりした太さで骨から肉を引きちぎるのに適しているとか。・・・実物見てもイマイチ納得感が無かった。
大人は死んだ動物の肉を食べていたというのが現在の定説。肉食の割に個体数が多いのが理由の一つとか。

以前はティラノサウルスの子供の化石は別の種類の恐竜と思われていたそうで。・・・大人と子供で形態が違うとこの間違いはうなずける。

世界最大のティラノサウルスの頭骨の化石も展示。横浜初上陸だそう。
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もちろん本物です。
長さ約150cm。「MOR 008」なる識別番号。

後ろの子供でその大きさが分かる(笑)

現時点での世界最大なのでこれからもっと大きなものが見つかるかも知れんね。


ティラノサウルス実物大模型も以前のより進化しているように感じた。よく出来ている。
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動画も撮ったので参考に。





後半の展示は、恐竜ロボットファクトリーなる実際に造ってみよう的な子ども向けのアトラクション。
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熱心に組み立てしてたわ。家ではこれだけの大がかりなものは置けないから貴重な体験になったかと。

あとはお決まりの物販コーナーとお食事処。写真を撮るほどのものでもない。
化石ショップは興味が沸いたが。モササウルスの歯やアンモナイト、三葉虫なんかは数も多く比較的安価に化石が売られている。(それでもそれなりの値段はするが)

じっくり見ても1時間半で見終えた。価格的に内容は十分に満足いくものであった。新たな発見もあったし。
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ヨコハマ恐竜展2014、未だの人は是非!

私は、また来年、若しくは再来年の開催を楽しみにしています。

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2014年1月18日 (土)

大恐竜展-ゴビ砂漠の驚異-

昨年(2013年)の秋頃から開催され、気になっていた大恐竜展に行ってきた。
国立科学博物館の特別展になる。ヤフオクで少し安価(3割安位)に入場券を入手して、上野にGO!
副題が「ゴビ砂漠の驚異」ということで、ゴビ砂漠で発掘された恐竜をテーマにしている。
ゴビ砂漠は、広大な砂漠ということで、他の地域の化石に比べて、保存状態が良い化石が見つかるのが特徴だそう。雨が少ないとか乾燥してるとか地殻変動が少ないとかそういうことかな。

入って直ぐは、我々に対する問いかけ。
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化石の解釈も時代と共に進化している。ということ。
例えると、当初犯人とされていた者が、後の調査で実は被害者だったといった様なこと。
・・・キニナル人は、実際に行って見てきてください。





展示は、年代順、白亜紀前期(1億1千万年前)から末期(7千万年前)。

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白亜紀だけでも4千万年もの期間になるのか。

展示されている恐竜の化石は、ほとんどが実物で、年代の重みを感じる。





特にこういった化石の歯の部分は、文様が残っており、実に興味深い。
生きていた証をまじまじと感じる。
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「ホロタイプ標本」という、その学名を付けた重要な標本も何体か展示。
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ゴビ砂漠と言えば「プロトケラトプス」ということで、成体から子供、幼少、赤ちゃん、と様々な個体を展示。
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赤ちゃんの化石が残るということは、巣にいる時に突然何らかの災難が降りかかったということなんでしょうかね。突然の火山の噴火によって火山灰に埋もれたとか。






白亜紀後期になると恐竜も巨大化。
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小型のもいただろうけど、大型のものが出てきて更に進化発展ということでしょうか。







ブロントサウルスに似た雷竜?、「オピストコエリカウディア」ホロタイプ標本。
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草食のサウロロフス。
肉食のタルボサウルス。
北アメリカで見つかるのがティラノサウルス。アジアで見つかるのがタルボサウルス。近縁だが別の種類。

何種類かの卵の化石も展示されており、卵はどの種類の恐竜のものかを特定するのが非常に難しいとのこと。運良く卵の中の生まれかけの個体が見つかったり、近くで見つかった成体の化石の中から産む前の卵の化石などが見つかればそれを手掛かりに特定するのだと。

最後はお決まりのグッズ販売。フィギアや小型三葉虫の化石の他に、お菓子なども。
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「ゴビの月」って萩の月の恐竜版ですかね。
卵型のシフォンケーキ。







2時間みっちり見学。大恐竜展、期待以上に展示化石の質が良かった。
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副題通り、ゴビ砂漠の驚異を感じた(^^

2月23日(日)までやっているので、キニナル人は行って見ては。
入場料は1,500円(定価)で、国立科学博物館の常設展(通常600円)も入れる。
常設展は以前に見たことがあるので、軽く見ようと思って入ったが、結局3時間みっちりでしたわ(^^;

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